第15回浜松合唱団定期演奏会

2002年06月08日(土)アクトシティ浜松中ホール

第1ステージ
木下牧子無伴奏作品集
  いっしょに、星の話し、春のガラス、おんがく、鴎
作曲:木下牧子
指揮:岸 信介

第2ステージ
スタジオ・ジブリ作品集
 君をのせて、ナウシカ・レクイエム、いつも何度でも、ものけ姫、となりのトトロ
作曲:久石譲他
指揮:玉川昌幸 ピアノ:飯田裕子

第3ステージ
ミサ ニ長調Op86
作曲:A.ドヴォルザーク
指揮:岸 信介 オルガン:内山美穂

アンコール
パイプオルガン版「鴎」(初演)
作曲:木下牧子
指揮:岸 信介

第1ステージは、木下牧子氏の無伴奏作品。さまざまな組曲、曲集から選んで1ステージとした。我々は選曲済みであり、マネしたわけではないが、昨年秋に大阪ハインリッヒシュッツ合唱団が同タイトルでCDを発売しており勉強にはなったが比較されるとちょっと辛い。会場には
木下先生をお迎えしており緊張の中で歌うこととなった。どの曲も優しい響きで癒し系の作品で第1ステージとしてよかったのではないだろうか。演奏の出来は、練習の通りでまずまずだったのでは。

第2ステージは、スタジオ・ジブリの映画音楽から選曲。「宮崎アニメの世界を」ということで、それらしい衣装を着て、振り付きのステージとなった。確かに一般のお客様には喜んでいただけたかもしれないが、やっぱり恥ずかしい。曲に掛けられる時間は限られているがもっと曲のクオリティを高めたものにしたい。案の定、翌々日の新聞(中日新聞)記事にはこのステージの写真が使われていた。
偉そうなことを言っても「もののけ姫」の暗譜がどうしてもできず口パクが多くなってしまいました。ゴメンナサイ!m(__)m

第3ステージは、久しぶりにパイプオルガンを使ってのドヴォルザークのミサ。この曲は体力がいる。今回はSoliを歌わせてもらったので、体力温存を考えて途中でページ単位でこっそり休みながら歌ったのだが、やっぱり最後はヘロヘロになってしまった。頭ではオルガンがあるのでベースはそれに合わせていればいいだけのはずだが、オルガンが厚く鳴ってくるとオルガンと張り合ってしまう。

アンコールは15周年記念とパイプオルガン使用ということで、木下牧子氏に第1ステージでアカペラで歌った「鴎」をパイプオルガン付きに編曲していただいて初演した。後半部分はオルガニスト曰く「コラール風」で感動的であったが、客席にはどのように聞こえていたのだろうか?(もしかして、オルガンの音にかき消されて合唱はきこえなかったかも)

今回はどうした訳か客席がほぼ満員(900/1000席)で気分よく歌えた。浜松合唱団単独としては最多ではないだろうか。この原因は、
1.木下牧子ファンが多かった。
2.スタジオ・ジブリ作品があるということで、一般客が来やすかった。
3.パイプオルガンへの興味があった。
4.前々日に新聞記事になった。
5.団員各自の地道な集客活動。
などが考えられる。今後もこのような状態で続けたい。

しかし、今回は余裕のあるステージがなく、リハーサルからいっぱいいっぱいだったので最後は立っているのがやっとという状態になってしまった。