・「ゆったて哀歌集」（委嘱初演） 作曲：三善晃 作詩：五木寛之
１．あーうんの子守歌
２．ふるさとの丘
３．てのひらは黙っている
４．鳥の歌
指揮：岸 信介 ピアノ：法嶋晶子
合唱：あーる合唱団、浦和混声合唱団、東京都庁合唱団、浜松合唱団、
浜松フラウエンコール、男声合唱団鯰
この作品は、毎日新聞に掲載された五木寛之氏の、「こころの平安・平成の和讃をいま思う」という一文に三善氏が感動して手紙を出したことから出来あがった作品。１・３はアカペラ。また、「鳥の歌」はカザルスの「鳥の歌」に五木氏が作詩したものに、その詩に作曲したもの。
今回の演奏会は、浜松合唱団の定期演奏会が５月２２日に行われたばかりで、それから１ヶ月あまりで、委嘱初演の曲を音取りから始めたので、かけた時間数はともかく、気分的にはとても忙しいものがあった。ただ、三善作品の割には、比較的短い時間で曲らしくなるもので、幾分救われていたが。ただ、あまりに達筆でしかも繰り返しが多く、微妙に違ったりするので、意外に楽譜を見ることや捲りが大変だった。（出版されれば売れると思う。でも、浄書が大変そう）
さて、個人的には、並びが、一列目で舫の会の副会長（実質コンサートマスター）のＳ氏の横だったため、練習不足がばれてはいけないと思い、（楽譜のめくりをまちがえないように）めずらしく、直前に楽譜を見直してしまった。
五木寛之氏が来場し、ステージにも上がってくれたので、近くで「生」五木寛之を見られて少し得した気分。
その他のステージ
１．A Ceremony of Carol(キャロルの祭典)
作曲：benjamin Britten
ハープ：三宅美子
２．Miserere mei Deus（委嘱初演）
作曲：Javier Busto
３．「季節が僕を連れ去ったあとに」-女声合唱とピアノのために-（委嘱初演）
作曲：若林千春 作詩：寺山修司
５．「唱歌の四季」
編曲：三善 晃
