舫の会第9回演奏会
2007年09月16日(日)東京文化会館大ホール
・「Misa san Fransisco Javier」(委嘱初演) 作曲:Javier Busto
1.Kyrie
2.Gloria
3.Sanctus
4.Agnus Dei
指揮:岸 信介
合唱:あーる合唱団、浦和混声合唱団、東京都庁合唱団、浜松合唱団、
浜松少年少女合唱団、男声合唱団鯰
・「唱歌の四季」 編曲:三善 晃
指揮:岸 信介 ピアノ:法嶋晶子・由良郁子
合唱:出演全団体
毎回、数多くの委嘱作品を発表している「舫の会」だが、今回の混声の委嘱はスペインの作曲家「ハビエル・ブスト」のダブルコーラスのミサとなった。ブストらしく、現代的な和声とグレゴリオの旋律を意識したとても美しいサウンドの曲になった。また、日本にキリスト教を伝えた「聖フランシスコ・ザビエル(1506)」の生誕500年とザビエル=ハビエル(Javier)という縁で、「Misa
san Fransisco Javier」というタイトルになっている。
委嘱作品はどれも直前に仕上がってくることが多いが、ブスト氏はさすが西洋人。お願いのとおり今年初めには楽譜をいただけていた。しかし、20周年演奏会やコンクールなど行事がめじろ押しで、十分に時間がかけられていないので、なかなか消化するのに大変なものがあった。全体では150人を超える大人数となり、歌っている側としては、いろいろあったが、全体としては大きな事故もなく、初演としてはまずまずのできであったと思う。
自分としたことが、木曜日に夏風邪をひいてしまい、医者にかかるという失敗をしてしまった。演奏会1週間前はストイックに過ごしているが、今回は天候の不順や前週の地元の祭りに参加したのが原因だろうか?とにかく、木・金は静養につとめて、なんとか前日に東京入りするまでに回復した。今回は2ステージだけで、メンバーも多いので大丈夫かと思っていたが、「唱歌の四季」の終曲のあたりでは、太もものあたりがプルプル、やっぱり体力の限界に近くなってました。
その他のステージ
1.女声合唱組曲「宮古島からのたより」(委嘱初演)
作曲:瑞慶覧尚子
太鼓:法嶋太朗
2.女声合唱組曲「果実のうた」(委嘱初演)
作曲:信長貴富 作詩:新川和江
ピアノ:由良郁子 語り:金川裕美
3.「やわらかいいのち」-女声合唱とピアノのために-(委嘱初演)
作曲:寺嶋陸也 作詩:谷川俊太郎
ピアノ:寺嶋陸也
4.「弓春の賦」-女声合唱とピアノのために-(委嘱初演)
作曲:鈴木輝昭 作詩:与謝野晶子
ピアノ:法嶋晶子