第48回京都合唱祭

2011年05月29日(日)京都会館 第1ホール

Aquen Chor(アーケン コール)

木下牧子「方舟」より 水底吹笛
 指揮:西川 賢 ピアノ:鈴木淳子

 今年は、いろいろ(震災の影響も)あって2011年も半分過ぎるのに、やっと初ステージです。京都での演奏ですから、事前練習に多くは出られないのですが、今回は前日練習がなくなってしまったので、当日の午前中だけの練習参加になってしまいました。「方舟」は学生時代と浜松時代に暗譜でステージに乗っていますから、なんとか周りの迷惑にならないように出来たとは思います。というか、バリトンうるさいと言われてしまいました。決して自分のせいではなくて、周りの先輩の声が大きかったんだと思います。(笑)
 京都合唱祭はいつも5月末で、晴れの日が多いと思っていましたが、今年は、既に梅雨入りした上に、台風の影響で大雨となってしまいました。移動も大変だったのですが、普段なら京都会館の中庭一杯に広がって、各団が声出しをしている風景がないのは、ちょっと寂しいものです。(軒下で、ひしめきあってやってはいましたが)
 さて、それより今回のトピックは、福島の4高校が参加したことでしょう。震災の影響で、3月末の演奏会が中止になってしまったところ、京都府合唱連盟が発表の機会を作られて、さまざまな関係者の努力の末、実現されたようです。練習環境は大変なんでしょうが、もちろん、合唱王国「福島」の高校ですから、「上手い」です。ただ、そんな事より、福島の高校生が、今ここで歌っているだけで、胸に迫るものがありました。
 楽しく参加させてもらいましたが、今回は自分の事より、福島の高校生と同じ空間にいられたことが、一番良かった事っだったような気がします。