第67回東京都合唱コンクール

２０１２年０９月１７日（月・祝）文京シビック　大ホール

Gemischter Chor TOKYO
課）Giovanni Pierluigi da Palestrina　曲　
　Ego sum panis vivus　
自）Jozef Swider　曲
　Salve Regina
　Laudate pueri Dominum
指揮：岸信介　
一般の部Ａグループ６位銀賞

審査員：浅井道子、岡本敏久、小林英之、陣内直、田中登志生、古橋富士雄、渡辺三郎

　昨年は、震災の影響で演奏が遅くなったため、やや消化不良の部分がありました。今年は十分に時間がありましたが、なかなか自由曲の選曲に結論がなかなか出ず、結局、直前は例年通りバタバタでした。でも、自分としても３回目（団としては５回目）なので、それなりの結果も出したいと思い、後悔が無いよう、昼休みや家に帰ってからも楽譜を開いて、（普段はあまりやらない）個人で復習もしました。

　今年の選択曲は今年もＧ１。ずいぶん、ポリフォニーにも慣れてきたと思いますが、最初が母音（今回はＥ）というのは難しいです。ソプラノの出だしも、まずまず上手くいったと思ったら、テンポがやたら速くなっています。そのせいでの破綻は無かったと思いますが、ちょっと焦りました。
　自由曲は、Swiderの２作品。「Salve Regina」はベースの先唱から始まります。楽譜にはSoloとありましたが、ベース全員で歌いました。ベースは５人でしたが、５人というのは微妙な人数で、合わせるのは、なかなか大変です。この曲は、曲の中でテンポの緩急やハーモニーの変化があって、おもしろい曲でした。ただ、コンクールにしては短い（５分）ので、あわせた「Laudate pueri Dominum」が大変でした。慣れない条文の早口は、練習回数の少ない大人の団では、バタバタ感を取るのに一苦労でした。

　結果は、６位で昨年より順位は下げましたが銀賞の中では１番というのは変わりませんでした。ただ、上位はみんな２０代の若者たちで、結果を求めるのなら、ちょっと作戦を考えないといけませんね。


審査員の講評を少し載せておきます。
課）
生き生きとした音楽の流れ、心地よかったです
豊かな響きで音楽の流れが醸し出す雰囲気がありました。各パートの動きも自然に動いていて安心して聴く事ができました。
少しかたくなっていましたか？　ポリフォニーの線がいま一つでした。
ソプラノの声がもう少しソフトに響きたかったですね。
拍節感の強い演奏が多い中、清らかな各声部の進行は良かった。
慈愛と一方では確かさもあって、良い音楽を聞かせていただきました。少々あわただしい感も…。
歌い出しのsopとても難しいのですが、素敵でした。力量のある皆さん。もっとpで出たいのですが、どうですか！

自）
みなさんのからだの中に音楽の呼吸が自由に息づいていらっしゃると感じました
音楽のつくりもきちんとしていて納得のいく展開だと思いました。
いずれにしても安定した、豊かな奥の深い演奏だと感じました。
全く別の合唱団の様な見事な演奏でした。曲もとても素敵でした。
響きはすばらしいので言葉がもっと立てば更に良いと思った。
各場面の情景が見事に描かれていて素敵でした。音の広がりがさらにあれば…。
1曲目、とても豊かな音楽が気持ち良いです。64小節目の入り、おしい！
2曲目、とても素敵でした。ホールのせいだと思いますが言葉が少しこもります。他のホールに行った時、注意してください

一般の部Ａグループ結果