第９０回浜響定期演奏会

２０２１年０３月２１日（日）アクトシティ浜松大ホール
浜松合唱団

歌劇「タンホイザー」ハイライト　ワーグナー　作曲
・序曲
・第二幕第１場　貴き殿堂よ、喜んで私はおまえにあいさつを送る（エリザベート）
・第二幕第４場　喜びてわれらは貴き殿堂にあいさつを送る＜大行進曲＞（合唱）
・第三幕第１場　巡礼の合唱
・　　　　　　　　　　万能の処女マリア様！わが願いをききいれたまえ！（エリザベート）　
・第三幕第２場　死の予感のごとく夕やみが地をおおい〜ああ、わがやさしさの夕星よ＜夕星の歌＞（ヴォルフラム）
・第三幕第３場　ばんざい！恩恵の奇跡よ！ばんざい！（合唱）

指　揮　：北原幸男　　オーケストラ：浜松交響楽団
ソプラノ：森谷真理（エリザベート）
バリトン：青山　貴（ヴォルフラム）

　２０２０年よりのコロナ禍の中、開催できるのか、かなり不安の中の準備でしたが、無事に開催することができました。ワーグナーですから、まずは、合唱団の編成が問題です。２０１８年の「ダッタン人」の時には、浜松合唱団を中心に、市内の合唱団に声を掛けて大合唱団を編成しました。しかし、このコロナ禍では、各合唱団それぞれで練習のありかたも違うでしょうし、状況によって各合唱団の判断が別れる可能性もあり、収拾がつかなくなると困りますので、浜松に縁のある（東京在住者はPCR検査付）若手声楽家を個別に集めてもらって５０人ほどの合唱団になりました。

　ステージ上はディスタンスを取り、合唱団の前にはアクリル板を設置し、各人はコーラスマスクを着用しました。隣はと遠いし、マスクもしてるしで、まわりの音が聞こえにくいので、「巡礼の合唱」のアカペラ部分は、流石に緊張しました。それでも、フィナーレでは大勢の合唱団とオーケストラ共に、晴れやかに歌いあげることがでした。

　久しぶりの大きなステージでした。本当に良かった。でも、打上げが無くて、明るいうちに家に帰るのは、かなり寂しい。