ドイツ演奏旅行（ＮＯ．２）

０１／０１
２１世紀の初日はアイゼナハのゲオルク教会で新年のミサに参加。
クリスマスオラトリオの４部３６、４２を教会の合唱団とともに歌う。
アルトのおば様たちは気軽に話し掛けてくれた。ところがベースは誰もいない。ベースを歌っていたのは我々日本人だけでした。クリスマス休暇で旅行中の人が多いらしい。
新年のミサということで教会は多くの信者の方が参列されていたが、２１世紀最初のミサの合唱団の半分が東洋人ということでびっくりされたことだろう。ミサ終了後教会の前にいたら信者のかたから「先程歌っていた合唱団のものか？すばらしい！（独語なので推測（笑））」と声を掛けてうれしかった。

アイゼナハ　ゲオルグ教会	クリスマスオラトリオ　リハーサル

バッハハウス見学。４ＤＭ。係員がレクチャーコンサートを開いてくれた。（独語なので何を言っているのかさっぱりわからなかったが。）手動式（紐をひく）オルガンや足漕ぎ式オルガン、また、ハープシコードの蚊の鳴くような音に興味を持った。

アイゼナハ　バッハハウス	バッハと私

エアフルトにもどり、カウフマン教会でリハーサル。ここは、バッハの両親が結婚式をあげたところらしい。この教会は石造りで設備も古く暖房がなかったため、この旅行中一番寒い思いをした。
０１／０２
午前中自由行動
デパートでカシミアのマフラーを買う。バーゲンで９０ＤＭが６０ＤＭになっていた。
しかし、大人用の洋服はどれもでかい！物価はびっくりするほどではないが、日本より少しやすい。昼食は露店の焼きソーセージ。システムがよくわからず、おじさんに指導される。ドイツ語でまくし立てられるとちょっと怖い。
シャウスピールハウスにて、ロ短調ミサ演奏会
演奏旅行中唯一の一般会場での演奏であったが、反響板もなく響きの悪いところだったので、ちょっと苦しかった。客席の数とステージ上の人数が同じくらいで、寂しかったが地縁血縁もなく、市役所とホテルの関係者だけでは？と思ってしまう。ただ、演奏後スタンディングオべーションで拍手をいただく。（本当によかったのか？それとも義理なのか？）浜松豊橋両市長からの親書をわたす。

エアフルト　ロ短調ミサ演奏会

０１／０３
ワイマール自由行動。
ゲーテハウス見学。ゲーテは文学者としてだけでなく、ワイマールの首相を務めるなど政治家としての手腕もあったようだ。リスト音楽院・ヒトラーが演説したというエレファントホテル、バウハウス等を外から観る。
ナウムブルグのヴェンツェル教会でバッハゆかりのオルガンの演奏を聴く。
ハレのマルティムホテルに泊。作りはびっくりするほど立派だったが、サービス食事は××？

ワイマール　ゲーテとシラー	ナウムブルク　ヴェンツェル教会

０１／０４
午前中自由行動
ヘンデルハウス見学。日本語の案内テープを流してもらったので展示物の理解はしやすかった。しかし、音楽関係者ではない人が翻訳したようでちょっと妙なところがあった。
ヘンデルハウスの後、岩塩の博物館にいこうと地図を見ながらあるいていたら、通り掛かりのおじさんが勝手にヘンデルハウスを探しているものと勘違いして、連れて行かれそうになる。岩塩の博物館では係りの人には英語が全く通じず、お土産を買うのに苦労した。しかし、突然日本人が多く現れて岩塩を買い占めていったのには驚いただろう！
昼食はマクドナルド。Ｋ氏と二人で別の列に並んで同じ物（いわゆるバリューセット）を注文したのだが、それぞれのトレーには別のものが．．？彼の担当は英語で会話できたのだが、自分の方は独語だけだったので適当に答えていたらこうなってしまった。

ハレ　ヘンデル	マルクト広場＆マルクト教会

午後、マルクト教会にてリハーサル
夜、マルクト教会でロ短調ミサ演奏会
教会なので音響も良く、気持ち良く歌えた。（１ヶ所クレドの最後の方で混乱してしまった部分があったが）
客席にも多くの方が座っていただき、なかでも途中から涙を流しながら聴いているご婦人もおられ、その姿にまた感動した。

ハレ　ロ短調ミサ（リハーサル）

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